炭素繊維補強・補修材料②
炭素繊維強化プラスチック板(eプレート)
eプレート工法は、炭素繊維を引抜き成形方法で板状に加工した炭素繊維強化プラスチック板をペースト状エポキシ系接着剤で既存構造物に接着固定する補強工法。従来の炭素繊維シートに比べ、単位幅当たりの補強量が大幅に向上しているため、eプレート一枚の貼り付けで大きな補強効果。eプレート工法は、建物の用途変更や道路橋のB活荷重対策によって必要となる床版や梁の曲げ補強等に非常に有効な工法。
特長
- 施工性向上/環境負荷軽減
ペースト状接着剤で補修・補強箇所に貼り付けるだけなので、優れた施工性を発揮。下地処理面積や養生が少なくすむため、工事に伴う粉塵の発生量を軽減。 - 施工品質の安定/施工効率アップ
従来の炭素繊維シート貼付工法で問題となる含浸不良・浮き・フクレ・樹脂白化現象の心配が全くありません。配管が交差する箇所や補修スペースが限られている場所でも効率良く施工。 - 工期短縮/ローコスト
高弾性eプレート1枚は高弾性炭素繊維シート9層分※に相当。強度・剛性ともに優れているため、炭素繊維シートのように構造物全面に幾層も貼り付ける必要はなく、作業量,補強材量ともに大幅に減少するため、工期短縮・コストダウンが可能。
※HM520と高弾性炭素繊維シートを比較
用途
建築・土木分野での耐震補強・劣化補修用途に使用。

仕様

施工

炭素繊維強化プラスチックロッド(リードラインTM)

リードラインTM埋設工法は、炭素繊維を引抜き成形方法で棒状に加工した炭素繊維強化プラスチックロッドをエポキシ樹脂モルタルもしくは超速攻型ポリマーセメントモルタルに埋め込み既存コンクリート床板に接着固定する補強工法。
特長
- 橋面更新時の補強材保護
アスファルト層や橋面防水層更新時の補強部材の損傷を防止。 - 工程短縮
炭素繊維工法と比較し、養生回数を減らすことができるため、工期短縮が可能。 - コスト削減
リードラインTM埋設工法は炭素繊維シート工法に比べ、85~95%工事費を削減。 - 早期の道路解放が可能
硬化時間が早いため、早期に開放する必要がある道路橋の補修・補強に最適。
用途
建築・土木分野での耐震補強・劣化補修用途に使用。

仕様

施工
エポキシ樹脂モルタルに埋設する工法と、早期交通解放に対応した超速硬型ポリマーセメントモルタルに埋設する工法の2種類あります。

土木・防水・補強
補強
炭素繊維補強・補修材料②